続きです。 

僕はやさしい捜査官に酒気帯び運転の実情を聞かれています。 

隣では”精神鑑定的に微妙な大学生”の”大型家電万引き”。について捜査官が電話してます。 

そんな時、新しいキャストが捜査官室に登場しました。 

50代後半？と思われる作業着姿の男性がペコペコ頭を下げながら入ってきました。 

僕と眼が合った時には僕にもペコペコ。（いや。僕も被疑者だから....仲間だから......その辺は気楽に行こうよ....） 

作業着のおじさん（以下おじさん）は３人目の捜査官の前に座りました。 

おじさんに対して捜査官が罪状を確認しはじめました。 

対おじさん用捜査官 

「で？１/4にお酒飲んだの？」 

「お酒飲んで運転して初詣行ったのね？」 

「で、神様にお酒をお供えした後、そのお酒を神社の駐車場で飲んだの？」 

キツイ感じで確認してます。 

おじさんはボソボソ言ってますが事実を認めてます。 

捜査官「あんた。マエあるよね？」 

（マエ........前科......） 

捜査官「平成16年に酒気帯びやってるね。」 

「もうね。書類だけの裁判できないから！テレビとかのドラマで見る法廷に立ってもらう裁判やるしかないから！」 

おじさん「はい.........」 

（以下色々ボソボソ.......聞こえない....） 

捜査官「....あぁ、息子さんは何やってんの？え？同じ長距離のトラック？あ、そう....」 

（おじさん、トラック運転手か.....免許無くなると大変だな......） 

捜査官「奥さんはどうなの？どう言ってんの？」 

おじさん「........」 

捜査官「ってか、奥さんは本当のところ”もう刑務所行って欲しい”とか思ってんじゃないの？！（怒）」 

（捜査官.....怖！......ｶﾞｸｶﾞｸ(((( ;?Д?))))ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ.......追い詰めるなぁ......再犯には厳しいって事？） 

僕の担当捜査官はあいかわらず「これでよろしいですか？」なんて言ってるし、態度の差がありすぎ。 

おじさんが、その後どこまで追い詰められたのか解りません。僕の捜査が終わって帰ってきてしまったので。 

帰り道にラーメン食べながら思いました。 

「再犯は怖い目にあう.....。もう二度とあそこには行きたくない...。」